2016年09月10日

前十字靭帯再建手術。

こんにちは。

ニュージーランドに到着して
遠征ももうあと数日

非常に良いコンディションで
充実した日々を過ごすことができています。


今日はみなさんにご報告です。

3月6日、
ドイツで行われたW杯で
左膝前十字靭帯を断裂し
3月18日に
再建手術をしました。

ドイツの病院では
全治3~5日と言われたけど
帯同してくれていた
トレーナーの岳さんの触診では
前十字靭帯断裂という可能性を聞かされていたので
帰国してすぐに
箕山クリニックへ直行。
そこでMRIを撮り
完全に切れているということがわかり
稲波病院の内山先生のところへいきました。
どこに行っても
診断はあっけないもので
切れているものは切れている。

であれば
その現実は変えられないから
その現実をどう楽しもうか?
そう、気持ちを切り替えたことを
今も昨日のコトのように
覚えています。


淡々と手術の日程がきまり
次から次へと計画を立てて行く。

だけど不思議なことに
怪我をしたことへの
ショックな気持ちや焦りはゼロで
逆に新しい経験ができるんだと
ワクワクした気持ちでもありました。

"怪我をして学べることがある"と
よく言いますが
その通りで
怪我をしたことで
今まで苦手だった
トレーニングに対する気持ちも
ガラリと入れ替わり
手術をしてからも
術後1日目、2日目、3日目と
毎日カウントダウンできることの楽しさ。
術後
 初めて立てること
 歩けるよになること
 階段の上り下りができること
 バイクに乗れること
 走れること
 ジャンプができること

日々のステップアップが
とても充実していて
赤ちゃんの頃にしか経験できなかったようなコトを
大人になり意識のあるなかで経験できる。
この世界が独特で
とにかく毎日が充実でした。

眠るときには
起きた時に膝の調子はどうかな?
明日、メニューは何が増えるのかな?

そんな風に
1日を終え眠りにつき
そして新たな朝を迎え
その日の自分と膝と向き合うことから始る。



『前十字靭帯断裂』
というと
大きな怪我のイメージを持たれるし
心配もされてしまう。
完璧な状態で雪上に立つまでは
誰にも言わないでおこうと
心に決めていました。

公に言ってしまうと
人と会う度に
会話のテーマが怪我になってしまう。

『病は気から』
という言葉を私は信じるから、、、

0.01mmでも
0.01秒でも
自分自身の中に隙や弱さを作れば
一瞬で崩れ落ちそうな自分と隣り合わせでもあり
ただただ、
『自分の身体は完璧』
と日々思い込むことに
100%意識を向けてきました。


だから怪我については
治るまで伏せる
という形をとらせて頂きました。


この怪我から
こんなにも早いスピードで回復できたのは
その時期において
ベストな人たちに出会い恵まれ
ベストな環境だったから。

帰国してからの
初診、手術をする病院
病院でのリハビリ、
JISSでのリハビリ
そして復帰に向けての
RBODYでのトレーニング。

何もかもが完璧だったから
手術をしてから
痛み、腫れや水が溜まる事もなく
とにかく順調にリハビリをすることができました。


術後3ヶ月では
ほぼ全てにおいて
トレーニングへの制限がなくなり
術後4ヶ月では
筋力測定でも左右差ゼロとなり
8月末から雪上に戻ることへの許可が下りました。

ニュージーランドで
雪上に戻りましたが
不安や怖さ、痛みや腫れもなく
良いフィーリングで
滑り出すことができました。

今となっては
心から
この怪我にただただ感謝です。
この怪我があったからこそ
今までにないくらい
フィジカルトレーニングを頑張れたし
膝が良くなる為になら
何でもしよと思った。
良質な食事に良質な睡眠を心がけたり。
そして
過去最高の身体を
この夏に作ることができました。

つくづく
 人は変れるということを
  そして起きる出来事は
  全てが必然であるという事を
知る事ができ
怪我をしたことで
毎日を充実させることができました。
長い4年というスパンも
ピンと張った気持ちで
取り組むことができています。


五輪まで500日ちょっと。

今、積み重ねている日々は
五輪当日の
9:00スタートの予選から
15:00決勝終了の
たったの6時間のための
日々の積み重ねです。
もっと言えば
約1分×10本=10分のための日々です。

その一瞬のための
1460日。
今までやってきたコト
全ての評価が決定される日。

今からその日を迎えることが
ただただ楽しみであり
だからこそ
今の1日1日を1秒1秒を
とにかく全力に大切に
過ごそうと改めて思う毎日です。


徐々にこの怪我について
聞かれることが増えてきたので
憶測が広まる前に
この場を借りて
みなさんにご報告させて頂くことにしました。

昨季より
良いフリーランができているのでは?
と思えるほど順調です☆



智香

tomoka_t2007 at 13:14│Comments(8)clip!snowboard 

この記事へのコメント

1. Posted by kikimo   2016年09月10日 21:50
大変な怪我。

しかしながら、私自身には理解ならない事態です。

目の前で、ご様態を目の当たりにしていたのなら、別ですが、想像だに付きません。

それが、正直なところで・・・。

頑張っている人に頑張れ、なんて言う事が私は大嫌いだ。
2. Posted by Kuni.   2016年09月10日 23:37
5 大きな手術を乗り越えてのリハビリ、練習、きっと大変という言葉では済まされないことだったでしょうね。
オリンピックで拝見した竹内選手の競技に向かう熱い姿勢に感動しました。それからブログを拝見するようになりました。
大きな手術のあとで大変だと思いますが、竹内選手の熱い走りが今シーズンも見られる、応援できることを楽しみにしてます!
3. Posted by 懐かしいな   2016年09月12日 12:27
私も10年前ですがSBX選手時に前十字損傷して、内山先生に手術してもらったので、懐かしいな〜と拝見しました。
4. Posted by ぞ~ん   2016年09月14日 15:16
いつも気持ちが前向きなのが素晴らしいですね。

Mt Hutt、懐かしいです。私も今から26年前(1990年8月)にマウント・ハットでスノーボードをしましたが、まだスノーボード自体が一般的じゃなかったので日本人も殆どいませんでしたがスノーボーダーも見かけませんでした。

今はどうだか知りませんが、当時はニュージーランドのスキー場には宿泊施設が無いのでメスベンという麓の小さな町(村?)に宿泊してました。


私は今年の4月に大腸に癌がみつかり5月に手術をして8月にウィンドサーフィン復活しました。現在抗がん剤治療中ですが、スポーツをしていて良かったとつくずく思います。未だ完全復活とはいきませんが、気持ちは前しか見ていません。

竹内さんのポジティブな考えと活躍が励みになります。
5. Posted by やまっち   2016年09月15日 18:13
竹内さん、雪上復帰おめでとうございます。

春にリハビリ室でご一緒しました。
動画で素晴らしい滑りを拝見し、
何だかうれしくって、ちょっと泣けました。

私の膝は回復が遅れていて
まだまだの状態ですが、
日々の努力は裏切らない、
そう信じてこれからもがんばります。
6. Posted by RS   2016年09月17日 16:00
たけ智さん、こんにちは!
NLからは、もう帰国ですか?
ご苦労様でした。
沢山の報告写真をありがとさんです。
台風の影響で、利根川水系のダムも
もう少しで平年並みの状況の様です。
台風16号が日本に近づいております、
上陸の無い事を祈りたいです。
では、お元気で!
7. Posted by みぷー   2016年10月18日 22:43
初めまして。
私も2年前テニスで負傷し、内山先生に左膝前十字靭帯再建の執刀して頂きました。
竹内さんのような一流アスリートではありませんが、術後リハビリが楽しくて、結果、ジムで測定したところ、アスリート並みの身体ですとお墨付きもらいました。
竹内さんも術後のほうが、より良い状態間違いないです♥
応援しております‼
8. Posted by ゆい   2016年11月25日 23:37
初めまして。突然のコメント失礼します。前十字靭帯の断裂の文字を見てコメントせずにはいられませんでした。アスリートにとっては致命的ともなる怪我ではないでしょうか。ご存知と思いますが、フィギュアスケートの盒饗臺紊気鵑眛韻顕我でした。オリンピックの前シーズンを1年棒に振りリハビリに励み、あのバンクーバーでの銅メダルに繋がりました。
私は看護師をしていて、私の勤めて居る病院は某Jリーグチームのチームドクターもしているので、身近にアスリートのリハビリを見た事もあり、メンタル維持するのは大変な事だろうなぁと思います。
私のような物が何か言うのもおこがましいですが、オリンピックまで、頑張ってください。

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