2022年01月19日
6度目の五輪。

本日全日本スキー連盟が定める
選考基準をクリアし
正式に
北京五輪出場への内定を頂きましたことを
ご報告させていただきます。
2018年の平昌五輪から
2年半の休養期間、
そして復帰してからの1年半
いつでも、どんな時でも
変わらずはサポートしてくださった皆様に
心から感謝です。
.
.
1月14日Simonhoheのレースが
オリンピック選考最終レースでした。
選手層の厚い国は国内での枠を争い
日本選手はSAJが定める独自の基準を目指し
それぞれの国や選手によって
五輪への道も様々です。
“五輪”とは?
5つの輪は世界の五大陸を意味し
5 つの大陸がスポーツを通じて友情の輪を広げる
いろんな意味があるなかの一つです。
そんな五輪の原点をもって
五輪に向かう関係者は
どのくらいいるのだろう?
と考えるこの頃です。
私は五輪の世界が大好きです。
なんとも言えない五輪の空間、
緊張感や勝ち上がっていく喜び
時には
目標を達成できなくても
学ぶことが山のようにあるスポーツの世界が
大好きだから
今も
子供の頃に見た夢を追いかけています。
スポーツ/五輪を通じて得られるものは
とても偉大で無限なモノです。
.
.
そして今回はコロナ禍という中で
その大切な選考レースに
陽性となりレースに出られなかった選手。
.
ワクチン未接種により中国で3週間の隔離を受ける選手。
.
またIOCや中国の定めるコロナルールは満たしていても
それ以上に母国のコロナルールが厳しく出場できない選手。
.
そして
これから内定した私たち選手も
PCR検査で陽性がでれば出場が不可能になる。
.
.
いろんな状況下で
それぞれの五輪シーズンがあります。
だからこそ
一緒に戦い合う仲間に感謝しリスペクトしたいです。
スポーツは
戦ってくれる仲間がいるから
勝敗がありメダリストが生まれます。
競技の世界を離れた2年半に
様々な世界を見て学んだからこそ
今は過去の5大会とは違う価値観/視点で
五輪と向き合うことができています。
国を代表してメダルを争う事だけが
五輪ではないということ。
そして
それ以上に大切なモノがあるということを。
スポーツ/五輪は
国を超えて、
"同じ志を持つ"という
たった一つの共通点だけで
素晴らしい時間を共有し合える。
そこには
五輪精神、スポーツマンシップがあるからです。
五輪を通じて
友情を深め、平和の和を広げる
そんな思いが大切だと思っています。
メダル数や国別ランキングの目標は
一つの目標として持つべきものではあるけども
こんな時代だからこそ
それ以上に大切と思う
“五輪“の原点に戻って
スタートに向かいたいと思います。
それらの原点を大切にしてこそある
その先のあるメダルや勝敗の世界に向けて
全力を尽くし
勝負の世界を最大限に楽しみたいです。
.
2022年1月19日
竹内智香