2022年02月01日
競技人生へのご褒美
今日、スイスから北京へ出発です。
ソチ五輪を『待ちに待ったテスト』
平昌五輪を『待ちに待った追試テスト』
と表現してブログにアップしたことから
取材では
『次の五輪はどんな舞台ですか?』
と聞かれることが多いです。
自分でも
次の五輪はどんな舞台なんだろう?
と考えて過ごしてきました。
進退を迷った時に
様々な感情としっかり向き合い
どちらかと言うと
ポジティブな感情よりも
不安や怖さと向き合うことの方が多く
それでも
それらに恐れることなく
もう一度
挑戦することを選択し
もう一度
雪上を職場として存分に楽しみたい
という思いで
この場所に戻ってきました。
6度目の五輪は
雪山の神様がそんな私に対して
『競技人生へのご褒美』
として与えてくれた舞台なのではないかと
感じています。
1大会1大会
その五輪への心境は様々です。
五輪の舞台に立てるという事は
とても、有り難く幸せなこと。
メダルを手にできるという事は
素晴らしく誇りに思えること。
雪山が職場でスノーボードが職業という事は
私にとって天職であると言うこと。
そんな事を感じる日々です。
まだまだ長い人生。
1日1日を大切に積み重ねた先には
これからも、
素晴らしい経験、出会い
人生へのご褒美がまだまだあると思っています。
だけども
世界のトップで過ごせる競技人生は
そんなに長くないからこそ
今は競技者として
この舞台を最高なモノにできるように
日々できる努力を積み重ねてきました。
だからこそ
最大限に楽しできたいと思います。
世界中どこに行っても
いく先々で
素晴らしい人たちに出会い
たくさんの人たちの支えがあって
今の私が存在するということを忘れずに
応援してくださる皆様と
その素晴らしい時間を共有することができたら
とても幸せです。
北京五輪開催をサポートしてくださる皆様
共に過ごす世界中の選手団
五輪の魅力を世界中に伝えてくださるメディアの皆様
今までに出会い支えてくださった皆様
全てに心から感謝し
スタートに立てる瞬間を
楽しみにしています。
2022年2月1日
竹内智香