2010年03月
2010年03月24日
2010年03月16日
誇りに思うこと
オリンピックで
日本に金メダルはなかったのかな??
私の知る限りでは
一つの金メダルがありました。
15歳の時から
私の板をサポートしてくださっていた
広瀬サービスマンです。
いろんな経緯があるんだけど
ここで書くと長くなってしまうから
控えますね。
広瀬サービスンマンが
オランダのニコリーンの
サービスマンとして
バンクーバーオリンピックに行っていました。
オランダの選手から
広瀬さんへオファーが来たとき
広瀬さんはおそらく私のことを考えたと思う。
ライバルである選手であり。。。
そして何よりも私自身が
広瀬さんのサポートを受けたかったから。。。
それでも条件がなかなか合わずに
私はスイスのサービスマンを
選ぶことになりました。
オファーがあったとき
広瀬さんはとても悩んでいました。。。
そのときに私が答えた言葉はこれです。
広瀬さんのオリンピックに対する思い、
そこの会場、スタートに行きたいという思いがあって、
ニコリーンのサポートをしたいと思うのでしたら、
私は広瀬さんにニコリーンのサービスマンとして
行くことは賛成ですよ!
その期間だけでも、日本の仕事を離れられて
オリンピック会場に行けるのなら、賛成ですよ!
オリンピックのスタートに行ける事、選手村で過ごすこと
全てが、普通の人生じゃ経験できないことだから、
もしそのチャンスを
ニコリーンが広瀬さんにくれるのなら、
そして広瀬さんが
ニコリーンの仕事をしたいと思うなら私は賛成です!
スノーボードは小さな業界だから。。。
きっと広瀬さんも色々悩み
そしていろんな賛否両論があったと思います。
それでも私がいつも思う事。
それぞれに
それぞれの生きる道があるということ。
本当に相手を思うなら
リスペクトを持ち
相手の思いを尊重することが大切だと思う。
生きれば生きるほど
日々、いろんなコトに出会い
いろんな経験をする。
時にはしたくない経験まですることもある。
そして新たな道へ進むとき
新たなパートナーと進むときには
いろんな感情が沸き上がってくることは
自然な事だと思う。
だけど。。。
私が思うことは
その人を本当に大切に思うならば
その人の背中を押すことも大切だと思う。
その勇気と優しさは
相手だけではなく
自分自身も成長させてくれると思う。
ニコリーンがとった金メダルに
日本人である広瀬がサポートしたということを
私は誇りに思っています。
そして心から
『おめでとうございます』
智香
日本に金メダルはなかったのかな??
私の知る限りでは
一つの金メダルがありました。
15歳の時から
私の板をサポートしてくださっていた
広瀬サービスマンです。
いろんな経緯があるんだけど
ここで書くと長くなってしまうから
控えますね。
広瀬サービスンマンが
オランダのニコリーンの
サービスマンとして
バンクーバーオリンピックに行っていました。
オランダの選手から
広瀬さんへオファーが来たとき
広瀬さんはおそらく私のことを考えたと思う。
ライバルである選手であり。。。
そして何よりも私自身が
広瀬さんのサポートを受けたかったから。。。
それでも条件がなかなか合わずに
私はスイスのサービスマンを
選ぶことになりました。
オファーがあったとき
広瀬さんはとても悩んでいました。。。
そのときに私が答えた言葉はこれです。
広瀬さんのオリンピックに対する思い、
そこの会場、スタートに行きたいという思いがあって、
ニコリーンのサポートをしたいと思うのでしたら、
私は広瀬さんにニコリーンのサービスマンとして
行くことは賛成ですよ!
その期間だけでも、日本の仕事を離れられて
オリンピック会場に行けるのなら、賛成ですよ!
オリンピックのスタートに行ける事、選手村で過ごすこと
全てが、普通の人生じゃ経験できないことだから、
もしそのチャンスを
ニコリーンが広瀬さんにくれるのなら、
そして広瀬さんが
ニコリーンの仕事をしたいと思うなら私は賛成です!
スノーボードは小さな業界だから。。。
きっと広瀬さんも色々悩み
そしていろんな賛否両論があったと思います。
それでも私がいつも思う事。
それぞれに
それぞれの生きる道があるということ。
本当に相手を思うなら
リスペクトを持ち
相手の思いを尊重することが大切だと思う。
生きれば生きるほど
日々、いろんなコトに出会い
いろんな経験をする。
時にはしたくない経験まですることもある。
そして新たな道へ進むとき
新たなパートナーと進むときには
いろんな感情が沸き上がってくることは
自然な事だと思う。
だけど。。。
私が思うことは
その人を本当に大切に思うならば
その人の背中を押すことも大切だと思う。
その勇気と優しさは
相手だけではなく
自分自身も成長させてくれると思う。
ニコリーンがとった金メダルに
日本人である広瀬がサポートしたということを
私は誇りに思っています。
そして心から
『おめでとうございます』
智香
2010年03月09日
たくさんのコメントありがとうございます。
こんにちは^^
たくさんのコメントありがとうございます。
頂くコメント、メール
どれもこれもどうして
いつもこんなに優しいんだろう。
ずっとブログをお休みしていたいので。。。
まずは開会式からの写真をアップしますね^^
選手村に入ってから開会式までは
レースに向けての下見。
レース会場を見に行ったり
どう移動するのか、
生活になれる3日間でした。
サイプレスの風は気まぐれの様で
1分1分吹く風の方向
冷たさが違ったかな。
スイスチームのワックスルーム、着替えルーム。
ここで準備してレースに向かいました☆
フランツィとの写真。
この3年間、一番仲良くなるのに
時間がかかったのがフレンツィかな。
今は本音で何でも語り合えるし
お互いに切磋琢磨しながら
成長することができている
大切な仲間。
開会式の前。
18時から始まるのに14時半集合(苦笑)
でもこの時間はいろんな国の席に行って
お話ししたりピンバッチ交換したり
良い時間でした^^
聖火。
たまたま2005年まで選手をやっていた友人と
空港で再開したり^^
バレンタイン。
チームのみんなにあげたチョコレート。
チョコには「viel glueck!」『幸運を』と書かれている^^
だけどこのチョコ。。。
人数分用意したはずが一個余ってる!
と思って私も一つ食べている時に。。。
シモンが
『俺のチョコどこ!?』
シーン。。。となり
『もしかしたら私が食べてるのシモンのかも。。。↓
一個テーブルの上にあったから余ってると思って。。。(><)』
あげたものをすぐ私が食べるとは。。。
私らしいです(苦笑)
仲良く半分こしました☆
バンクーバーアイランドにある
マウントワシントンへフェリーで移動。
雪上の開始。
スウェーデン、スイスチームとの練習。
朝早くからコーチ、スタッフが最高の環境を用意してくれる。
このスタッフに支えられて過ごして来た3年間は
競技に集中できる最高の時間でした。
心から感謝です。
スイスチームのシェフ。
彼が3食、美味しい食事を毎日作ってくれました。
とても陽気でチームも楽しい雰囲気にしてくれるクリストフ。
私は会話が止まることなく
ワイワイとチームのみんなと食べる食事の時間が大好き。
1日の時間でも楽しみにしている時間。
練習が終わってマークと作った紙飛行機。
子供の頃を思い出す楽しい時間^^
どこまでも遠くに飛びます様に!
その先にある本物の飛行機!
この3年間にまた出会った新たなパートナー☆
雪上のあとはコンディショニングでクロスカントリー。
これが1日の中で一番辛かった!
悪天候の中、取材に来てくださった
メディアの皆様、ありがとうございました。
本当に雨の中、寒かったと思います。
マイナースポーツをする私たちにとって
とてもありがたいとても大切な存在です。
時々チームのみんなとする旅が
私は大好きです。
時計もないコンピュータもない生活は
太陽と同じ様に生活をした。
太陽が上がる少し前に目が覚める。
そして外に出るとたくさんの流れ星に出会う。
そして日が昇る。
私はこの時間が1日の中で一番好きかな。
そして一番大切
チームのみんなとやるフィジカルも
本当に充実する。
そして基本的には靴をはかない生活。
それぞれにいろんな一歩があると思う。
一歩がどんなに小さくても
一歩進めることが素晴らしいことだと思う。
3年間の総集編!
っていうくらい写真アップしました☆
今は新たな目標が見つかりつつあります。
目指すところが決まったら
強くいられる。
私はその空間が本当に好きです。
また新たなことへ挑戦して
前へ前へ進みたいと思います。
皆さんは五輪とはどういう意味をもっているか
考えたことがありますか?
きっと五輪にはいろんな意味があると思う。
5つの輪には世界が5大陸であるということ
5つのカラーにはこの5色から
世界中の国旗が表現されること。
そしてその輪と輪が重なり合うところには
平和の発展が込められていること。
近年、五輪は
それぞれの国を代表して戦い
メダル獲得数を争い
そして勝敗に100%目がいっている気がする。
五輪本来の目的には
勝敗以上に訴えたいものがあったんじゃないかなって。。。
本来の目的を知った上で
出場することがとても大切だと思う。
もちろん、その上で
私もどうしても勝ちたかった。
さて明日イタリアへ行ってきます!
智香
たくさんのコメントありがとうございます。
頂くコメント、メール
どれもこれもどうして
いつもこんなに優しいんだろう。
ずっとブログをお休みしていたいので。。。
まずは開会式からの写真をアップしますね^^
選手村に入ってから開会式までは
レースに向けての下見。
レース会場を見に行ったり
どう移動するのか、
生活になれる3日間でした。
サイプレスの風は気まぐれの様で
1分1分吹く風の方向
冷たさが違ったかな。
スイスチームのワックスルーム、着替えルーム。
ここで準備してレースに向かいました☆
フランツィとの写真。
この3年間、一番仲良くなるのに
時間がかかったのがフレンツィかな。
今は本音で何でも語り合えるし
お互いに切磋琢磨しながら
成長することができている
大切な仲間。
開会式の前。
18時から始まるのに14時半集合(苦笑)
でもこの時間はいろんな国の席に行って
お話ししたりピンバッチ交換したり
良い時間でした^^
聖火。
たまたま2005年まで選手をやっていた友人と
空港で再開したり^^
バレンタイン。
チームのみんなにあげたチョコレート。
チョコには「viel glueck!」『幸運を』と書かれている^^
だけどこのチョコ。。。
人数分用意したはずが一個余ってる!
と思って私も一つ食べている時に。。。
シモンが
『俺のチョコどこ!?』
シーン。。。となり
『もしかしたら私が食べてるのシモンのかも。。。↓
一個テーブルの上にあったから余ってると思って。。。(><)』
あげたものをすぐ私が食べるとは。。。
私らしいです(苦笑)
仲良く半分こしました☆
バンクーバーアイランドにある
マウントワシントンへフェリーで移動。
雪上の開始。
スウェーデン、スイスチームとの練習。
朝早くからコーチ、スタッフが最高の環境を用意してくれる。
このスタッフに支えられて過ごして来た3年間は
競技に集中できる最高の時間でした。
心から感謝です。
スイスチームのシェフ。
彼が3食、美味しい食事を毎日作ってくれました。
とても陽気でチームも楽しい雰囲気にしてくれるクリストフ。
私は会話が止まることなく
ワイワイとチームのみんなと食べる食事の時間が大好き。
1日の時間でも楽しみにしている時間。
練習が終わってマークと作った紙飛行機。
子供の頃を思い出す楽しい時間^^
どこまでも遠くに飛びます様に!
その先にある本物の飛行機!
この3年間にまた出会った新たなパートナー☆
雪上のあとはコンディショニングでクロスカントリー。
これが1日の中で一番辛かった!
悪天候の中、取材に来てくださった
メディアの皆様、ありがとうございました。
本当に雨の中、寒かったと思います。
マイナースポーツをする私たちにとって
とてもありがたいとても大切な存在です。
時々チームのみんなとする旅が
私は大好きです。
時計もないコンピュータもない生活は
太陽と同じ様に生活をした。
太陽が上がる少し前に目が覚める。
そして外に出るとたくさんの流れ星に出会う。
そして日が昇る。
私はこの時間が1日の中で一番好きかな。
そして一番大切
チームのみんなとやるフィジカルも
本当に充実する。
そして基本的には靴をはかない生活。
それぞれにいろんな一歩があると思う。
一歩がどんなに小さくても
一歩進めることが素晴らしいことだと思う。
3年間の総集編!
っていうくらい写真アップしました☆
今は新たな目標が見つかりつつあります。
目指すところが決まったら
強くいられる。
私はその空間が本当に好きです。
また新たなことへ挑戦して
前へ前へ進みたいと思います。
皆さんは五輪とはどういう意味をもっているか
考えたことがありますか?
きっと五輪にはいろんな意味があると思う。
5つの輪には世界が5大陸であるということ
5つのカラーにはこの5色から
世界中の国旗が表現されること。
そしてその輪と輪が重なり合うところには
平和の発展が込められていること。
近年、五輪は
それぞれの国を代表して戦い
メダル獲得数を争い
そして勝敗に100%目がいっている気がする。
五輪本来の目的には
勝敗以上に訴えたいものがあったんじゃないかなって。。。
本来の目的を知った上で
出場することがとても大切だと思う。
もちろん、その上で
私もどうしても勝ちたかった。
さて明日イタリアへ行ってきます!
智香
2010年03月01日
1440
たくさんの応援、
そしてコメント
本当にありがとうございました。
寒い中会場に足を運んでくださった皆様、
メディアの皆様
テレビの前で応援してくださった皆様
本当にありがとうございました。
大会運営をしてくださった皆様に
感謝しています。
レースを終えた瞬間と
今の気持ちは少し変化しています。
レースを終えた時は
『今からの4年、前だけを向いて歩こう』
だからインタビューで
『4年後。。。』
そう答えたけど
今は
『もう一度しっかり考えたい』
クラウディアと滑り負けを知ったとき
『viel glueck!auf dem podium』
『表彰台へ行ける様に願ってるよ』
この言葉を伝えた瞬間今までの思いが
一気に『涙』としてこみ上げてきました。
私自身がどうしても
『表彰台』に上がりたかった。
それを戦っている仲間に
健闘を祈る自分自身がそこにいることを
受け入れた瞬間の言葉だったから
3年間。
なんのために頑張って来たんだろう。
今までどんな内容のレースをしても
この3年間、涙を流すことは絶対になかった。
笑って次の日を迎えること
次のレースを迎えることが
すべてにつながると思っているから。
だけどクラウディアと抱き合ったとき、
次のレースは4年後なんだと思うと
ものすごく遠く感じる。
この3年間。
日本とスイスを行き来して多くのことを学び
成長することができました。
だけど最後までわからなかったコトが一つ。
『何のために頑張ってるんだろう?』
本当に私はメダルが欲しかったのかな?
この悔しさはメダルが取れなかった悔しさではなかった。。。
日本のスノーボード界。
私と同じくらいか
年下の子達がオリンピック出場を目指して
必死に頑張っている選手が本当にたくさんいます。
そして若くして諦めて行く選手も本当に多くいます。
それは。。。
多くの選手がどこを見て、
何をゴールにして戦っていけばいいのかわからず
苦しんでる様に見える。
夏に必死にアルバイトをして冬に転戦する。
だけどどんな基準をクリアしたら
次のステップにいけるのか
日本の選手にそれをわかっている選手は
どのくらいいるんだろう??
私はそんな選手の姿を見ていることが
ものすごく悲しいし苦しかった。
そんな一方で私一人、
最高の環境で思い描いた環境のなかで
過ごして来たから。。。。
なんだか自分だけがいい思いをして
逃げているのかなって。。。
卑怯者なのかなって。。。
そんな風に感じることが多い3年間でした。
周りの評価をものすごく気にする3年間でした。
だから。。。
この競技がメジャースポーツになることを願う
多くの人のためにも結果を残して
何が大切なのか。。。
そして一人でも多くの選手が
世界を近くに感じてもらえたら嬉しいと思っていました。
もしかしたら私にとってこれが一番の目的だったのかな。
丁度スイスに行った頃
私はスイス人になりたかった。
どんな選手でも
与えられた数字さえクリアすれば
必ずその目標を手に入れられるここは
羨ましくしか見えなかった。
ものすごくシンプルで
明確な目標があるここは居心地がとても良かった。
YESとNOがはっきりしているここは
ありのままの自分でいられた。
ストレートに自分の気持ちを伝えたら
必ずストレートな返事がくるこの環境は
いつもすっきりとしていた。
アルペンスノーボードをやる環境の良さは
本当に素晴らしかった。
そんなスイスを羨ましく思う日がありました。
だけど
スイスで過ごせば過ごすほど
日本人であることへの誇りを感じ
今こうしてスイスで得たものを
どうしたら日本へ返せるのか
毎日考えていました。
そんなコトを考えて過ごしてきた3年。
きっと何かを証明したい気持ちが一番強くて
勝ちたい気持ちがその次だったかもしれない。。。
昨季まではそんな気持ちで滑っていて
それが一つのゴールだったから結果がついてきたと思う。
だけど
それは昨季までしか通用しなかったんだという事を
丁度1ヶ月くらい前に気づくことができました。
昨季の結果は
何かピンと張っている私の心の中のものが
一瞬途切れてしまったかの様に。。。
もちろん勝つことだけを目指しているのに
どこか、、、
この道が正しかったんだと
ホッとしてしまう自分がいた事に
誰よりも恐れていた。
やっと気づけたのが1ヶ月くらい前。
何かのために頑張るのではなく
自分自身の為に頑張ることがどれだけ大切なことなのか。。。
だけどそれを最後まで
変えることはできなかった。。。
私は世界に通用したかった。
だから日本から離れて
スイスという地に行ったけど。。。
それはまた日本に胸を張って帰ってくるためでした。
だけど。。。
まだまだ私は胸を張って帰って来られないかな。
私はまだまだ歩みを進めた方がいいのかもしれない。
だけど今はどんな方法で歩みを進めるべきなのか
まだわからないです。
4年後を目指すことが新たな歩みなのか
それとも違う方法なのか。。。
私はいつも完璧じゃないと納得できない。
もしソチを目指すのであれば
100%の自信がある時のみ。
ソチ開幕まであと1440日。
この時間を100%で過ごせると確信できたとき
また歩みを進めたい。
そして今度こそは
胸を張って日本に戻れるように。。。
レースを終えた直後には
取材で4年後も目指すことを伝えました。
だけど少し時間が経った今、
また4年続けるということは
今まで以上の覚悟が必要なんだと感じています。
今後のことはもう少し考えます。
まずは残りの3戦でベストを尽くし
春に今後のことをゆっくり考えたい。
いつも温かい応援
ありがとうございます。
そして日本とスイスに
心から感謝しています。
智香
そしてコメント
本当にありがとうございました。
寒い中会場に足を運んでくださった皆様、
メディアの皆様
テレビの前で応援してくださった皆様
本当にありがとうございました。
大会運営をしてくださった皆様に
感謝しています。
レースを終えた瞬間と
今の気持ちは少し変化しています。
レースを終えた時は
『今からの4年、前だけを向いて歩こう』
だからインタビューで
『4年後。。。』
そう答えたけど
今は
『もう一度しっかり考えたい』
クラウディアと滑り負けを知ったとき
『viel glueck!auf dem podium』
『表彰台へ行ける様に願ってるよ』
この言葉を伝えた瞬間今までの思いが
一気に『涙』としてこみ上げてきました。
私自身がどうしても
『表彰台』に上がりたかった。
それを戦っている仲間に
健闘を祈る自分自身がそこにいることを
受け入れた瞬間の言葉だったから
3年間。
なんのために頑張って来たんだろう。
今までどんな内容のレースをしても
この3年間、涙を流すことは絶対になかった。
笑って次の日を迎えること
次のレースを迎えることが
すべてにつながると思っているから。
だけどクラウディアと抱き合ったとき、
次のレースは4年後なんだと思うと
ものすごく遠く感じる。
この3年間。
日本とスイスを行き来して多くのことを学び
成長することができました。
だけど最後までわからなかったコトが一つ。
『何のために頑張ってるんだろう?』
本当に私はメダルが欲しかったのかな?
この悔しさはメダルが取れなかった悔しさではなかった。。。
日本のスノーボード界。
私と同じくらいか
年下の子達がオリンピック出場を目指して
必死に頑張っている選手が本当にたくさんいます。
そして若くして諦めて行く選手も本当に多くいます。
それは。。。
多くの選手がどこを見て、
何をゴールにして戦っていけばいいのかわからず
苦しんでる様に見える。
夏に必死にアルバイトをして冬に転戦する。
だけどどんな基準をクリアしたら
次のステップにいけるのか
日本の選手にそれをわかっている選手は
どのくらいいるんだろう??
私はそんな選手の姿を見ていることが
ものすごく悲しいし苦しかった。
そんな一方で私一人、
最高の環境で思い描いた環境のなかで
過ごして来たから。。。。
なんだか自分だけがいい思いをして
逃げているのかなって。。。
卑怯者なのかなって。。。
そんな風に感じることが多い3年間でした。
周りの評価をものすごく気にする3年間でした。
だから。。。
この競技がメジャースポーツになることを願う
多くの人のためにも結果を残して
何が大切なのか。。。
そして一人でも多くの選手が
世界を近くに感じてもらえたら嬉しいと思っていました。
もしかしたら私にとってこれが一番の目的だったのかな。
丁度スイスに行った頃
私はスイス人になりたかった。
どんな選手でも
与えられた数字さえクリアすれば
必ずその目標を手に入れられるここは
羨ましくしか見えなかった。
ものすごくシンプルで
明確な目標があるここは居心地がとても良かった。
YESとNOがはっきりしているここは
ありのままの自分でいられた。
ストレートに自分の気持ちを伝えたら
必ずストレートな返事がくるこの環境は
いつもすっきりとしていた。
アルペンスノーボードをやる環境の良さは
本当に素晴らしかった。
そんなスイスを羨ましく思う日がありました。
だけど
スイスで過ごせば過ごすほど
日本人であることへの誇りを感じ
今こうしてスイスで得たものを
どうしたら日本へ返せるのか
毎日考えていました。
そんなコトを考えて過ごしてきた3年。
きっと何かを証明したい気持ちが一番強くて
勝ちたい気持ちがその次だったかもしれない。。。
昨季まではそんな気持ちで滑っていて
それが一つのゴールだったから結果がついてきたと思う。
だけど
それは昨季までしか通用しなかったんだという事を
丁度1ヶ月くらい前に気づくことができました。
昨季の結果は
何かピンと張っている私の心の中のものが
一瞬途切れてしまったかの様に。。。
もちろん勝つことだけを目指しているのに
どこか、、、
この道が正しかったんだと
ホッとしてしまう自分がいた事に
誰よりも恐れていた。
やっと気づけたのが1ヶ月くらい前。
何かのために頑張るのではなく
自分自身の為に頑張ることがどれだけ大切なことなのか。。。
だけどそれを最後まで
変えることはできなかった。。。
私は世界に通用したかった。
だから日本から離れて
スイスという地に行ったけど。。。
それはまた日本に胸を張って帰ってくるためでした。
だけど。。。
まだまだ私は胸を張って帰って来られないかな。
私はまだまだ歩みを進めた方がいいのかもしれない。
だけど今はどんな方法で歩みを進めるべきなのか
まだわからないです。
4年後を目指すことが新たな歩みなのか
それとも違う方法なのか。。。
私はいつも完璧じゃないと納得できない。
もしソチを目指すのであれば
100%の自信がある時のみ。
ソチ開幕まであと1440日。
この時間を100%で過ごせると確信できたとき
また歩みを進めたい。
そして今度こそは
胸を張って日本に戻れるように。。。
レースを終えた直後には
取材で4年後も目指すことを伝えました。
だけど少し時間が経った今、
また4年続けるということは
今まで以上の覚悟が必要なんだと感じています。
今後のことはもう少し考えます。
まずは残りの3戦でベストを尽くし
春に今後のことをゆっくり考えたい。
いつも温かい応援
ありがとうございます。
そして日本とスイスに
心から感謝しています。
智香