2018年10月
2018年10月28日
向き合う
こんにちは
あっという間に10月も終わりますね
月日の流れが
とっても早く感じるのは
毎日が充実しているからでしょうか
先日までヨーロッパに行っていました
ヨーロッパでは
とにかく走る走る
継続的にトレーニングをしているものの
有酸素、インターバルトレーニング、
割合は減っているので
やっぱり心肺機能が弱くなったなと
自然の力をかりて
アップダウンのあるところを走るだけで
回復した気がします
そして2週間、ほとんど
パソコンを開くことがなく
時間があればカフェや劇場へ
なぜだろう。
ヨーロッパにいると
自然とそんな時間が増える
それと同時に
自分と向き合う時間も増える
"進退”
この半年間、
人と会うたびに
必ず聞かれるコトです。
”引退”
とはなんでしょうか。
それについて考えることが多い。
スノーボードがうまくなりたい。
もっと速くなりたい。
もっと速いマテリアルを開発したい。
この気持ちは一生
なくなることがないと思う。
だけど
今までの私に合って
今の私にはないものは
”レースに出たい”
という気持ち。
これが正直な今の思いです。
先日
クラウディアから連絡がきて
『アメリアで一緒にトレーニングしようよ!』
オーストリアーチームのコーチからも
連絡をもらい
『一緒に練習やろう』
その数時間後には
アメリカ行きのチケットを手配していました。
そして
変わることなくある
オーストリアチームと一緒に練習するからには
”絶対に勝ちたい”
という闘争心。
今はアメリカに行くことが
とっても楽しみで
オーストリアチームと一緒に練習できる日を
カウントダウンして数えてる。
初めてスイスチームに行った時のような
ワクワク、ドキドキする気持ち。
これが新鮮です。
今は
すぐに最高の練習環境が整う。
10年前はどんなにお願いしても
スイスやオーストリアの合宿に
一緒にやろうと誘われることなんて
なかったな。
今はそんな環境があるから
滑りたい時に滑り
ゆっくりと今後の自分自身に
向き合うことができているのだと思う。
"レースに出たい”という気持ち。
これはきっと、
ソチの時にもう無くなっていたのかな
と考えるこの頃です。
無くなっていたのに
"五輪で金メダル”という目標のためだけに
競技を続けた結果
ソチから平昌への4年間、
モチベーションの維持に苦しみ
競技を続けたことへの自問自答が
多かったのかな。
いつもチームスタッフに
練習は楽しいのに
レースを昔のようにワクワク楽しめない
と話していました。
そしてその言葉、今は
自分自身の状況、気持ちをよく理解できます。
うまく伝えることができないけど
私は
アルペンスノーボードが大好きで
ゲートトレーニングが何よりも楽しい。
0.01秒詰めて行く感覚は
最高です。
五輪には一生出ていたいと思う。
ソチから平昌への4年は苦しんだものの
平昌五輪の舞台によって
4年間の苦しさを
一瞬にして
全てを楽しさに変えてくれる。
レースに出たいという気持ちは
今の私にはないけれども
スノーボードが
上手くなりたい、速くなりたい、
という気持ちがある限り
"引退”という言葉を使うことは
必要ないのでは?
と思うこの頃です。
なぜなら
ナショナルチームにいて
ワールドカップや五輪に出ることだけが
”現役”ではないと考えるからです。
"進退”について
聞かれることが多いから
その言葉と向き合い、
急いで『進』『退』の
白黒をつけようとしてしまう。
今は普及活動、地域貢献活動など
今までできなかった企画に没頭し
その合間にスノーボードのことを考え
トレーニングし雪上に行くことが楽しい。
その気持ちを大切にしたい。
今までは
『スノーボード生活』
の中に
『人としての生活』
があったけど
今は
『人としての生活』
の中に
『スノーボード生活』
があります。
スイスチームに行った時のように
また、
たくさんのモノを追いかけて
人としての経験を増やして行きたい
その先に
また道が開ける気がします。
まずはアメリカ遠征では
良い滑りをしたい!
彼らとパラレルトレーニングができるので
レース感覚を楽しみ
さらに上手くなれるように
頑張りたい。
それが次の目標です。
ーーーーー
そしてこんな風に
自分の気持ちと向き合い
考える時間があることに
ただただ、感謝です。
平昌を目指している時も
平昌五輪を終えた直後も私の中では
”引退”という選択肢が明確でした。
だけど
五輪を終えて、帰国し
挨拶周りをして行く中で
スポンサー、応援してくださる皆様に
『ゆっくり考えるといい』
『すぐに答えを出さなくても』
『まだ滑る姿を見たい』
『北京に行きたい』
そんな言葉をかけてもらえて
”迷える時間”を頂けたから
今、こうして大好きなことに没頭して
最高な人生を歩むことができています。
本当に出会う皆様に恵まれている人生です。
ーーーーー
智香
あっという間に10月も終わりますね
月日の流れが
とっても早く感じるのは
毎日が充実しているからでしょうか
先日までヨーロッパに行っていました
ヨーロッパでは
とにかく走る走る
継続的にトレーニングをしているものの
有酸素、インターバルトレーニング、
割合は減っているので
やっぱり心肺機能が弱くなったなと
自然の力をかりて
アップダウンのあるところを走るだけで
回復した気がします
そして2週間、ほとんど
パソコンを開くことがなく
時間があればカフェや劇場へ
なぜだろう。
ヨーロッパにいると
自然とそんな時間が増える
それと同時に
自分と向き合う時間も増える
"進退”
この半年間、
人と会うたびに
必ず聞かれるコトです。
”引退”
とはなんでしょうか。
それについて考えることが多い。
スノーボードがうまくなりたい。
もっと速くなりたい。
もっと速いマテリアルを開発したい。
この気持ちは一生
なくなることがないと思う。
だけど
今までの私に合って
今の私にはないものは
”レースに出たい”
という気持ち。
これが正直な今の思いです。
先日
クラウディアから連絡がきて
『アメリアで一緒にトレーニングしようよ!』
オーストリアーチームのコーチからも
連絡をもらい
『一緒に練習やろう』
その数時間後には
アメリカ行きのチケットを手配していました。
そして
変わることなくある
オーストリアチームと一緒に練習するからには
”絶対に勝ちたい”
という闘争心。
今はアメリカに行くことが
とっても楽しみで
オーストリアチームと一緒に練習できる日を
カウントダウンして数えてる。
初めてスイスチームに行った時のような
ワクワク、ドキドキする気持ち。
これが新鮮です。
今は
すぐに最高の練習環境が整う。
10年前はどんなにお願いしても
スイスやオーストリアの合宿に
一緒にやろうと誘われることなんて
なかったな。
今はそんな環境があるから
滑りたい時に滑り
ゆっくりと今後の自分自身に
向き合うことができているのだと思う。
"レースに出たい”という気持ち。
これはきっと、
ソチの時にもう無くなっていたのかな
と考えるこの頃です。
無くなっていたのに
"五輪で金メダル”という目標のためだけに
競技を続けた結果
ソチから平昌への4年間、
モチベーションの維持に苦しみ
競技を続けたことへの自問自答が
多かったのかな。
いつもチームスタッフに
練習は楽しいのに
レースを昔のようにワクワク楽しめない
と話していました。
そしてその言葉、今は
自分自身の状況、気持ちをよく理解できます。
うまく伝えることができないけど
私は
アルペンスノーボードが大好きで
ゲートトレーニングが何よりも楽しい。
0.01秒詰めて行く感覚は
最高です。
五輪には一生出ていたいと思う。
ソチから平昌への4年は苦しんだものの
平昌五輪の舞台によって
4年間の苦しさを
一瞬にして
全てを楽しさに変えてくれる。
レースに出たいという気持ちは
今の私にはないけれども
スノーボードが
上手くなりたい、速くなりたい、
という気持ちがある限り
"引退”という言葉を使うことは
必要ないのでは?
と思うこの頃です。
なぜなら
ナショナルチームにいて
ワールドカップや五輪に出ることだけが
”現役”ではないと考えるからです。
"進退”について
聞かれることが多いから
その言葉と向き合い、
急いで『進』『退』の
白黒をつけようとしてしまう。
今は普及活動、地域貢献活動など
今までできなかった企画に没頭し
その合間にスノーボードのことを考え
トレーニングし雪上に行くことが楽しい。
その気持ちを大切にしたい。
今までは
『スノーボード生活』
の中に
『人としての生活』
があったけど
今は
『人としての生活』
の中に
『スノーボード生活』
があります。
スイスチームに行った時のように
また、
たくさんのモノを追いかけて
人としての経験を増やして行きたい
その先に
また道が開ける気がします。
まずはアメリカ遠征では
良い滑りをしたい!
彼らとパラレルトレーニングができるので
レース感覚を楽しみ
さらに上手くなれるように
頑張りたい。
それが次の目標です。
ーーーーー
そしてこんな風に
自分の気持ちと向き合い
考える時間があることに
ただただ、感謝です。
平昌を目指している時も
平昌五輪を終えた直後も私の中では
”引退”という選択肢が明確でした。
だけど
五輪を終えて、帰国し
挨拶周りをして行く中で
スポンサー、応援してくださる皆様に
『ゆっくり考えるといい』
『すぐに答えを出さなくても』
『まだ滑る姿を見たい』
『北京に行きたい』
そんな言葉をかけてもらえて
”迷える時間”を頂けたから
今、こうして大好きなことに没頭して
最高な人生を歩むことができています。
本当に出会う皆様に恵まれている人生です。
ーーーーー
智香