2021年03月
2021年03月22日
2020-2021
2020-2021のレースシーズンを終えました。
3季ぶりのアスリートとしての生活は
とても充実したものとなりました。
たくさんの応援、サポート
ありがとうございました。
こちらでは
シーズンを終えるときに
こんな会話をすることがあります。
【シーズンが始まる前に
このリザルトを保障される契約書があれば
サインをしていましたか?】
こんな意味です。
私は今季、
数回のベスト8と表彰台という結果を手にしました。
もしも
秋にこのリザルトが保障される契約書があったら
あなたはサインをしていましたか??
なぜ、
このような言い回しをするかと言うと
人はどこまでも欲深いからです。
去年の3月くらいから
競技に戻ることを考え始め
夏を迎える前には
復帰の気持ちはほぼ決まっていました。
復帰を決めた時の目標設定は控えめでした。
また予選通過できたらいいな、
6大会目の五輪に行けたらいいな。
そして
9月に雪上に戻った時は
想像以上のブランクを感じ
正直、
とても厳しい復帰になることも
覚悟していました。
だから去年の秋に
このリザルトの契約書があれば
私は迷わずサインをしていたでしょう。
復帰を決めた時は
スイスチームと活動する予定はなく
いくつかの出来事が重なり
スイスチームと活動することになりました。
そんな流れになったことは
必然でもあるように感じています。
スイスチームと活動したことで
闘志にスイッチが入り
控えめな目標から
ベスト8や表彰台という目標設定に
切り替えることができました。
そして
シーズンを終えた今は
チームメートの活躍に刺激され
この契約書以上のものが欲しかった
“もっと“上に行きたい
そんな気持ちを強く持って
シーズンを終えました。
ただ、まずは
第二の競技人生の結果を
しっかりと満足、納得、達成感を持って
締めくくりたいと思います。
そして、あらためて
2年半の休養はとても大きな充電期間だったと
感じる毎日でした。
Cortinaの開幕戦で
セリーナとクラウディアと3人で
モチーベーションについて
話をした時がありました。
競技を長く続けること
そして強豪国で生き残り続けることに
時に疲れることがあると。
強豪国はライバルが多く
チームに残り続けることが厳しい。
そして、
レースを続ければ続けるほど
マンネリ化にも繋がり
全く集中できないレースも多くなってくると。
とっても貴重な話で
気持ちを共有できる友達がいることが
本当に幸せだとも思います。
私は2016-2018の3年間は
五輪以外でワクワクした気持ちで
スタートに立つことができなくなっていました。
完全に選手として燃え尽きたのだと
感じる瞬間でもありました。
しかし、
2年半の休養で充電できたのか
開幕戦はなんとも言えない緊張感で
久々にレースを楽しむことができ
心から嬉しかったです。
しかし、このシーズン
レースを重ねれば重ねるほど
またその緊張感に慣れつつある自分に
不安も感じました。
また2016−2018のようなサイクルに
入っていくのではないかと。
ただ、昔と今の違いは
時に全くスイッチが入らない日も
受け入れることができるということ。
これからは
『慣れ』に『慣れていくこと』が大切なのだと。
経験を積めば積むほど
レースに出れば出るほど
そんな日もあります。
だけども今は
その慣れにどう慣れていくかと言うことを
学んでいます。
この2年半に
&tomokaを立ち上げて
選手をサポートする立場にもなり
HPDとして多くのことを学んだり
イベントや講演で通じて
社会人として経験をさせてもらい
全く違う世界を見たことで
今までにない引き出しも増えています。
この数年間は
本当にたくさんのことに挑戦し
やや、
キャパオーバーにもなっていたと思います。
“ 二兎を追う者は一兎をも得ず“
まさしくその通りだと思います。
二兎でもなく十兎くらい追いながら
過ごした今季は
逞しくなることができた1年でもあります。
十兎くらい追っていたものが
ひと段落し
信頼できる仲間たちに託すことができる今
この春からは
一兎のものを追いかけようと思います。
たくさんのものを追いかけたことで
人として選手としての幅が広がったはず。
今までとは全く違った次元で
世界で戦えると思う。
コロナ禍で非常に厳しい中
大会運営をしてくださったFIS
そして各会場のスタッフの皆様
ヨーロッパに送り出してくれた
所属企業を始めスポンサー、応援してくださった皆様
スイスでも自国のように
過ごしやすく環境を整えてくれた
友達、スイススキー連盟、チームメートにスタッフ
携わってくださった全ての皆様に
心から感謝です。
レースシーズンは終了しましたが
こちらで、やりたい事が
まだまだ残っているので
次の目標に向けて
過ごしたいと思います。
終わりは始まりです。
智香
3季ぶりのアスリートとしての生活は
とても充実したものとなりました。
たくさんの応援、サポート
ありがとうございました。
こちらでは
シーズンを終えるときに
こんな会話をすることがあります。
【シーズンが始まる前に
このリザルトを保障される契約書があれば
サインをしていましたか?】
こんな意味です。
私は今季、
数回のベスト8と表彰台という結果を手にしました。
もしも
秋にこのリザルトが保障される契約書があったら
あなたはサインをしていましたか??
なぜ、
このような言い回しをするかと言うと
人はどこまでも欲深いからです。
去年の3月くらいから
競技に戻ることを考え始め
夏を迎える前には
復帰の気持ちはほぼ決まっていました。
復帰を決めた時の目標設定は控えめでした。
また予選通過できたらいいな、
6大会目の五輪に行けたらいいな。
そして
9月に雪上に戻った時は
想像以上のブランクを感じ
正直、
とても厳しい復帰になることも
覚悟していました。
だから去年の秋に
このリザルトの契約書があれば
私は迷わずサインをしていたでしょう。
復帰を決めた時は
スイスチームと活動する予定はなく
いくつかの出来事が重なり
スイスチームと活動することになりました。
そんな流れになったことは
必然でもあるように感じています。
スイスチームと活動したことで
闘志にスイッチが入り
控えめな目標から
ベスト8や表彰台という目標設定に
切り替えることができました。
そして
シーズンを終えた今は
チームメートの活躍に刺激され
この契約書以上のものが欲しかった
“もっと“上に行きたい
そんな気持ちを強く持って
シーズンを終えました。
ただ、まずは
第二の競技人生の結果を
しっかりと満足、納得、達成感を持って
締めくくりたいと思います。
そして、あらためて
2年半の休養はとても大きな充電期間だったと
感じる毎日でした。
Cortinaの開幕戦で
セリーナとクラウディアと3人で
モチーベーションについて
話をした時がありました。
競技を長く続けること
そして強豪国で生き残り続けることに
時に疲れることがあると。
強豪国はライバルが多く
チームに残り続けることが厳しい。
そして、
レースを続ければ続けるほど
マンネリ化にも繋がり
全く集中できないレースも多くなってくると。
とっても貴重な話で
気持ちを共有できる友達がいることが
本当に幸せだとも思います。
私は2016-2018の3年間は
五輪以外でワクワクした気持ちで
スタートに立つことができなくなっていました。
完全に選手として燃え尽きたのだと
感じる瞬間でもありました。
しかし、
2年半の休養で充電できたのか
開幕戦はなんとも言えない緊張感で
久々にレースを楽しむことができ
心から嬉しかったです。
しかし、このシーズン
レースを重ねれば重ねるほど
またその緊張感に慣れつつある自分に
不安も感じました。
また2016−2018のようなサイクルに
入っていくのではないかと。
ただ、昔と今の違いは
時に全くスイッチが入らない日も
受け入れることができるということ。
これからは
『慣れ』に『慣れていくこと』が大切なのだと。
経験を積めば積むほど
レースに出れば出るほど
そんな日もあります。
だけども今は
その慣れにどう慣れていくかと言うことを
学んでいます。
この2年半に
&tomokaを立ち上げて
選手をサポートする立場にもなり
HPDとして多くのことを学んだり
イベントや講演で通じて
社会人として経験をさせてもらい
全く違う世界を見たことで
今までにない引き出しも増えています。
この数年間は
本当にたくさんのことに挑戦し
やや、
キャパオーバーにもなっていたと思います。
“ 二兎を追う者は一兎をも得ず“
まさしくその通りだと思います。
二兎でもなく十兎くらい追いながら
過ごした今季は
逞しくなることができた1年でもあります。
十兎くらい追っていたものが
ひと段落し
信頼できる仲間たちに託すことができる今
この春からは
一兎のものを追いかけようと思います。
たくさんのものを追いかけたことで
人として選手としての幅が広がったはず。
今までとは全く違った次元で
世界で戦えると思う。
コロナ禍で非常に厳しい中
大会運営をしてくださったFIS
そして各会場のスタッフの皆様
ヨーロッパに送り出してくれた
所属企業を始めスポンサー、応援してくださった皆様
スイスでも自国のように
過ごしやすく環境を整えてくれた
友達、スイススキー連盟、チームメートにスタッフ
携わってくださった全ての皆様に
心から感謝です。
レースシーズンは終了しましたが
こちらで、やりたい事が
まだまだ残っているので
次の目標に向けて
過ごしたいと思います。
終わりは始まりです。
智香
2021年03月12日
スロベニア
こんにちは
スロベニア/ログラで開催された
世界選手権とワールドカップを終えて
スイスの家に戻りました
世界選手権
PGS 7位。
PSL 13位。
PGS 予選1本目で転倒。
中国で開催される予定だった世界選手権が
コロナの影響でキャンセルとなり
スロベニアでの代替開催となりました。
ログラは一番と言って良いほど
PGSとして簡単なコース。
タイム差がつかなく、
求められるものは技術もですが、それ以上に勢い、
そんなイメージのレースです。
五輪や世界選手権は
比較的長いコース、難易度が高いレースばかりなので
私にとっては
このログラでの世界選手権は
自分の長所を発揮しにくいコース
そんなイメージです。
そんな中でも
調子が良かっただけに
メダルも狙っていたので
ベスト8というリザルトは
非常に悔しいレースではありますが
久々の世界選手権は
来季に向けて、そして五輪に向けて
とても良いステップになったと思います
ゴールのベストポジションには
BPのバナーもあって
たくさんテレビにも映りました
さここからは
ここ最近撮った写真
ワックスルーム。
ボードのメンテナンスは
スイスのサービスマンに
サポートしてもらっています。
スイスチームのサービス空間は
ボードも綺麗に整理整頓できるように
全てがセットアップされています。
こういうプロフェッショナルな仕事スタイル
さすがスイス!と思ってしまう瞬間です
部屋の壁に飾ってあって鹿のオフジェで
遊んでみました
今回は片道9時間のロングドライブ。
Julieと一緒に移動
Julieが3位になったことで
コロナ禍で厳しい国境通過も
お花を見せれば書類チェックなしで
簡単に通過
さすがウィンタースポーツの国
そしてココからは
世界選手権前の練習場所での写真たち
最高な景色最高なコンディション
世界選手権前に2回の雪上セッションがあり
1回目はスイスのGrindelwaldsにて。
Grindelwaldsという観光名所。
景色もコースも環境も最高でした。
パラレルスタートゲートを使っての練習
スタートではレースのように
サービスマンがサポートしてくれる
モービルでの練習は
効率が最高です
レストランは全てクローズなので
お昼ご飯はテイクアウトで
外でピクニック気分
ゴンドラ降り場にあった牛
滑り台になっていて
口が出口
こんな遊び心も最高
スイスチームスタッフの
粋な計らいでホテルは五つ星ホテル。
ホテルの皆さまのサポートに感謝です
最終戦のPSLは出場しないで
帰国するつもりでしたが
SLも成長中なので
エアチケット変更して出場することにしました
そして
こちらに来て半年。
日本に帰国したい
って気持ちが強くなると思っていたけど
そうでもないことにビックリ
帰国しても
隔離ルールがまだ厳しいので
こちらにもう少し滞在して
来季に向けて
マテリアルテストをしっかりしよう。
そして
スイスチームのコロナルールが厳しく
スイス家族やこちらにいる友達とも
全く会えてないから
全レースを終えて
みんなに会いに行けることも
今は楽しみの一つにもなっています
来季に向けてのミーティングや
ビザの手配、全ての準備をして
2021-2022、スムーズに始動できるように
しっかりと準備をして
帰国しようと思うこの頃です
智香