CATEGORY : private
2020年10月01日
卵子凍結
昨日のNEWS23を見てくださった皆様
ありがとうございます。
こちらからも見れます。
→ココをクリック←
2022北京五輪を目指すにあたって
この2年半に
たっくさんの出会いや経験、転機があって
競技の世界に戻る事を決めました。
そして
競技の世界に戻るにあたって
一つの支えになったことが
卵子凍結でした。
この2年半の間に多くかけられた言葉
”北京目指すの?”
”結婚は?”
”子供は?”
数え切れないほど
この言葉と向き合ってきました。
そしてそんな言葉を
かけられるような年齢になったんですね。
子供の頃からの夢を追いかけ続けていると
自分の年齢の立場がよくわからなくもなります。
36歳である私自身が
これら全てに
しっかりと向き合わなければいけないこと
十分に理解しているつもりです。
でも年齢を重ねるとともに
そんな声は
将来の子供を失って行く確率が高まっていることを
自覚する瞬間でもあり
時にはそれらがストレスとなり
イライラしてしまうことも多かったと思います。
やりたい事、目標、夢
たくさんあることは幸せなことだけど
どれかを諦めることは難しかったです。
少し話は変わりますが
私は2009年の春に卵巣嚢腫の手術をしました。
2008-2009シーズンは
腰痛が酷くてMRIを撮った時に
たまたま卵巣が写り
卵巣嚢腫があることがわかり
すぐに手術をしました。
この手術をしたことで
将来の妊娠率は変わるのかな?
とても興味を持ち調べるよにもなりました。
実際に私は手術をした方の卵巣から取れた卵子は
反対側に比べて少なめでした。
手術をきっかけに
産婦人科で定期検査を受けるようになりました。
そしてヨーロッパでは
比較的にオープンに出産、子供、卵子の老化
それらについて話すことが多く
自然とこれらのテーマが身近にもありました。
なんとなく自分の中で決めていた
選手としてのリミットは34歳なんだと
そう思っていました。
だけども
たくさんのお医者さんたちが研究し
医学や科学が進化したことで
卵子凍結という選択肢に出会える時代に
生きています。
だから
もう少し、私は選手として過ごしたいと思います。
そして
将来の子供の可能性も残したいと思い、
この決断をしました。
私はいつも出会いに恵まれている。
今回も
お医者さんはじめ、看護師さん、受付の方
みんながとても親切に丁寧に
一つ一つ説明をしてくれたので
安心して
そして未来への期待を持って
卵子を凍結することができました。
卵子凍結は
たくさんの事を考えさせられました。
私はこれをきかっけに
一度しかない自分自身の人生について
改めて立ち止まり、丁寧に考え
向き合うことができたのではないかと
思っています。
真剣に人生、競技、子供、命について
考えて決めた選択です。
この卵子凍結が将来の子供を
絶対に保証してくれてるものだとは
思っていません。
そこにはメリットもデメリットもある事を
十分に理解した上で
どうしても2022北京五輪を
もう一度目指したかったから
今の私にとって
最適な選択肢だったと思っています。
どんな事も
夢や目標を達成するって
決して簡単なことではありません。
どんなに努力をしても手に入らないことがある
そんな経験もたくさんしてきました。
もしかしたら
五輪の金メダルも
将来の子供も
両方、叶わないかもしれないし
両方、叶うかもしれない。
だけども。
私は両方、叶えたいと思っています。
叶えるために
できる努力を
全てしたいと思っています。
そうする事で
将来、どんな結果が待っていても
それを受け入れらると思っています。
北京五輪2022に向けて
できる準備を全て行い競技の世界に戻りました。
たくさんの経験と準備をして
覚悟を持っての競技復帰
全力で納得のいく日々を積み重ねて
最高な人生にできたらいいな。
智香
ありがとうございます。
こちらからも見れます。
→ココをクリック←
2022北京五輪を目指すにあたって
この2年半に
たっくさんの出会いや経験、転機があって
競技の世界に戻る事を決めました。
そして
競技の世界に戻るにあたって
一つの支えになったことが
卵子凍結でした。
この2年半の間に多くかけられた言葉
”北京目指すの?”
”結婚は?”
”子供は?”
数え切れないほど
この言葉と向き合ってきました。
そしてそんな言葉を
かけられるような年齢になったんですね。
子供の頃からの夢を追いかけ続けていると
自分の年齢の立場がよくわからなくもなります。
36歳である私自身が
これら全てに
しっかりと向き合わなければいけないこと
十分に理解しているつもりです。
でも年齢を重ねるとともに
そんな声は
将来の子供を失って行く確率が高まっていることを
自覚する瞬間でもあり
時にはそれらがストレスとなり
イライラしてしまうことも多かったと思います。
やりたい事、目標、夢
たくさんあることは幸せなことだけど
どれかを諦めることは難しかったです。
少し話は変わりますが
私は2009年の春に卵巣嚢腫の手術をしました。
2008-2009シーズンは
腰痛が酷くてMRIを撮った時に
たまたま卵巣が写り
卵巣嚢腫があることがわかり
すぐに手術をしました。
この手術をしたことで
将来の妊娠率は変わるのかな?
とても興味を持ち調べるよにもなりました。
実際に私は手術をした方の卵巣から取れた卵子は
反対側に比べて少なめでした。
手術をきっかけに
産婦人科で定期検査を受けるようになりました。
そしてヨーロッパでは
比較的にオープンに出産、子供、卵子の老化
それらについて話すことが多く
自然とこれらのテーマが身近にもありました。
なんとなく自分の中で決めていた
選手としてのリミットは34歳なんだと
そう思っていました。
だけども
たくさんのお医者さんたちが研究し
医学や科学が進化したことで
卵子凍結という選択肢に出会える時代に
生きています。
だから
もう少し、私は選手として過ごしたいと思います。
そして
将来の子供の可能性も残したいと思い、
この決断をしました。
私はいつも出会いに恵まれている。
今回も
お医者さんはじめ、看護師さん、受付の方
みんながとても親切に丁寧に
一つ一つ説明をしてくれたので
安心して
そして未来への期待を持って
卵子を凍結することができました。
卵子凍結は
たくさんの事を考えさせられました。
私はこれをきかっけに
一度しかない自分自身の人生について
改めて立ち止まり、丁寧に考え
向き合うことができたのではないかと
思っています。
真剣に人生、競技、子供、命について
考えて決めた選択です。
この卵子凍結が将来の子供を
絶対に保証してくれてるものだとは
思っていません。
そこにはメリットもデメリットもある事を
十分に理解した上で
どうしても2022北京五輪を
もう一度目指したかったから
今の私にとって
最適な選択肢だったと思っています。
どんな事も
夢や目標を達成するって
決して簡単なことではありません。
どんなに努力をしても手に入らないことがある
そんな経験もたくさんしてきました。
もしかしたら
五輪の金メダルも
将来の子供も
両方、叶わないかもしれないし
両方、叶うかもしれない。
だけども。
私は両方、叶えたいと思っています。
叶えるために
できる努力を
全てしたいと思っています。
そうする事で
将来、どんな結果が待っていても
それを受け入れらると思っています。
北京五輪2022に向けて
できる準備を全て行い競技の世界に戻りました。
たくさんの経験と準備をして
覚悟を持っての競技復帰
全力で納得のいく日々を積み重ねて
最高な人生にできたらいいな。
智香
2019年10月23日
Niseko Village
こんにちは
大好きな
Hilton Niseko Villageへ行ってきました。
心地良い天気に紅葉
最高でした
Hiltonホテルに羊蹄山を見ながら
#NisekoVillage
#HiltonNisekoVillage
#ゴルフ
2019年09月23日
最近のお気に入り
おはようございます
地元北海道旭岳の山は
真っ白に
もう少しで冬がくると思うと
楽しみですね
そんな最近
海外遠征にも行こうと考え中で
それに向けて
トレーニングも継続
今日は最近のお気に入りを
ヨガを始めるようになって
友人のお勧めで
最近使っているヨガマットに
ワッフルヨガラグ。
ワッフルヨガラグ
ハワイで資格を取った時に
ヨガの先輩方が使っていて
マットを衛生的に保てるし
クリーニングができるので
ずーーーーっと
欲しいなと思っていたもの
アシュタンガヨガは汗をすごくかくから
これはとっても快適
グリップ力がよくて
ヨガマットだけでも良いし
ワッフルヨガラグは
汗をかくときには
気兼ねなく使える
そして!
先日のヨガフェスタ2019の時に
アスリートヨガの懇親会があり
そこであった
あみだくじ抽選会で
イオンドクターの
レッグウォーマーをいただきました
ヨガフェスタの時に
いろんなブースがあって
レッグウォーマー欲しいなーと
思って見ていたら
その日の夜になんと
抽選会であたるという
早速使ってみて
それが本当に良いこと
普段家にいるとき
寝ているときにつけていて
体の血行が良くなる
足の裏に血液がスースー流れる感覚。
あまりにも良くて
アマゾンでネックウォーマーも
買ってしまった最近のお気に入りです
そして寒くなってきたこの時期に
欠かせないのがタンブラー。
もともと、
タンブラーが大好きで
世界中あちこちで
タンブラーを見るのが趣味の一つでもあります。
そんなときに、
ハワイで出会った
このHydro Flaskのタンブラー。
今まで色んな
タンブラーを使ってきたけど
これは
保冷力がとっても良くて
しかも、飲み口が
とっても飲みやすい。
熱いものを飲むときにも
飲みやすくて最近のお気に入りです
智香
#YogaWorks
#イオンドクター
#HydroFlask
地元北海道旭岳の山は
真っ白に
もう少しで冬がくると思うと
楽しみですね
そんな最近
海外遠征にも行こうと考え中で
それに向けて
トレーニングも継続
今日は最近のお気に入りを
ヨガを始めるようになって
友人のお勧めで
最近使っているヨガマットに
ワッフルヨガラグ。
ワッフルヨガラグ
ハワイで資格を取った時に
ヨガの先輩方が使っていて
マットを衛生的に保てるし
クリーニングができるので
ずーーーーっと
欲しいなと思っていたもの
アシュタンガヨガは汗をすごくかくから
これはとっても快適
グリップ力がよくて
ヨガマットだけでも良いし
ワッフルヨガラグは
汗をかくときには
気兼ねなく使える
そして!
先日のヨガフェスタ2019の時に
アスリートヨガの懇親会があり
そこであった
あみだくじ抽選会で
イオンドクターの
レッグウォーマーをいただきました
ヨガフェスタの時に
いろんなブースがあって
レッグウォーマー欲しいなーと
思って見ていたら
その日の夜になんと
抽選会であたるという
早速使ってみて
それが本当に良いこと
普段家にいるとき
寝ているときにつけていて
体の血行が良くなる
足の裏に血液がスースー流れる感覚。
あまりにも良くて
アマゾンでネックウォーマーも
買ってしまった最近のお気に入りです
そして寒くなってきたこの時期に
欠かせないのがタンブラー。
もともと、
タンブラーが大好きで
世界中あちこちで
タンブラーを見るのが趣味の一つでもあります。
そんなときに、
ハワイで出会った
このHydro Flaskのタンブラー。
今まで色んな
タンブラーを使ってきたけど
これは
保冷力がとっても良くて
しかも、飲み口が
とっても飲みやすい。
熱いものを飲むときにも
飲みやすくて最近のお気に入りです
智香
#YogaWorks
#イオンドクター
#HydroFlask
2019年01月03日
謹賀新年
あけましておめでとうございます。
2018年もたっくさんの応援
ありがとうございました
五輪イヤーであった2018年。
とても特別で
充実した1年を過ごすことができました。
そして
五輪を終えてからは
今までとは違った毎日を過ごしています
レースからは
ちょっと距離を置いた選手生活。
ウィンタースポーツ/子供達の普及活動。
地域貢献活動。
学校授業。
そんな毎日が楽しく
ずっとこの生活を続けたいと思うのか?
または
競技の世界にも戻りたいと思うのか?
2019年は
そんな自分自身の気持ちと向き合いながら
今までやりたかった事を
全力で取り組む!
そんな1年になるのかなと感じています。
どんな道を選択しても
そして
取り組むこと全てにおいて
全力である事。
それはこれからも
変わることになく
過ごしていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
竹内智香
P.S.
年末はアレルギーでダウンしていたので
これから
少しずつアップしていきます!
2018年もたっくさんの応援
ありがとうございました
五輪イヤーであった2018年。
とても特別で
充実した1年を過ごすことができました。
そして
五輪を終えてからは
今までとは違った毎日を過ごしています
レースからは
ちょっと距離を置いた選手生活。
ウィンタースポーツ/子供達の普及活動。
地域貢献活動。
学校授業。
そんな毎日が楽しく
ずっとこの生活を続けたいと思うのか?
または
競技の世界にも戻りたいと思うのか?
2019年は
そんな自分自身の気持ちと向き合いながら
今までやりたかった事を
全力で取り組む!
そんな1年になるのかなと感じています。
どんな道を選択しても
そして
取り組むこと全てにおいて
全力である事。
それはこれからも
変わることになく
過ごしていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
竹内智香
P.S.
年末はアレルギーでダウンしていたので
これから
少しずつアップしていきます!
2018年10月28日
向き合う
こんにちは
あっという間に10月も終わりますね
月日の流れが
とっても早く感じるのは
毎日が充実しているからでしょうか
先日までヨーロッパに行っていました
ヨーロッパでは
とにかく走る走る
継続的にトレーニングをしているものの
有酸素、インターバルトレーニング、
割合は減っているので
やっぱり心肺機能が弱くなったなと
自然の力をかりて
アップダウンのあるところを走るだけで
回復した気がします
そして2週間、ほとんど
パソコンを開くことがなく
時間があればカフェや劇場へ
なぜだろう。
ヨーロッパにいると
自然とそんな時間が増える
それと同時に
自分と向き合う時間も増える
"進退”
この半年間、
人と会うたびに
必ず聞かれるコトです。
”引退”
とはなんでしょうか。
それについて考えることが多い。
スノーボードがうまくなりたい。
もっと速くなりたい。
もっと速いマテリアルを開発したい。
この気持ちは一生
なくなることがないと思う。
だけど
今までの私に合って
今の私にはないものは
”レースに出たい”
という気持ち。
これが正直な今の思いです。
先日
クラウディアから連絡がきて
『アメリアで一緒にトレーニングしようよ!』
オーストリアーチームのコーチからも
連絡をもらい
『一緒に練習やろう』
その数時間後には
アメリカ行きのチケットを手配していました。
そして
変わることなくある
オーストリアチームと一緒に練習するからには
”絶対に勝ちたい”
という闘争心。
今はアメリカに行くことが
とっても楽しみで
オーストリアチームと一緒に練習できる日を
カウントダウンして数えてる。
初めてスイスチームに行った時のような
ワクワク、ドキドキする気持ち。
これが新鮮です。
今は
すぐに最高の練習環境が整う。
10年前はどんなにお願いしても
スイスやオーストリアの合宿に
一緒にやろうと誘われることなんて
なかったな。
今はそんな環境があるから
滑りたい時に滑り
ゆっくりと今後の自分自身に
向き合うことができているのだと思う。
"レースに出たい”という気持ち。
これはきっと、
ソチの時にもう無くなっていたのかな
と考えるこの頃です。
無くなっていたのに
"五輪で金メダル”という目標のためだけに
競技を続けた結果
ソチから平昌への4年間、
モチベーションの維持に苦しみ
競技を続けたことへの自問自答が
多かったのかな。
いつもチームスタッフに
練習は楽しいのに
レースを昔のようにワクワク楽しめない
と話していました。
そしてその言葉、今は
自分自身の状況、気持ちをよく理解できます。
うまく伝えることができないけど
私は
アルペンスノーボードが大好きで
ゲートトレーニングが何よりも楽しい。
0.01秒詰めて行く感覚は
最高です。
五輪には一生出ていたいと思う。
ソチから平昌への4年は苦しんだものの
平昌五輪の舞台によって
4年間の苦しさを
一瞬にして
全てを楽しさに変えてくれる。
レースに出たいという気持ちは
今の私にはないけれども
スノーボードが
上手くなりたい、速くなりたい、
という気持ちがある限り
"引退”という言葉を使うことは
必要ないのでは?
と思うこの頃です。
なぜなら
ナショナルチームにいて
ワールドカップや五輪に出ることだけが
”現役”ではないと考えるからです。
"進退”について
聞かれることが多いから
その言葉と向き合い、
急いで『進』『退』の
白黒をつけようとしてしまう。
今は普及活動、地域貢献活動など
今までできなかった企画に没頭し
その合間にスノーボードのことを考え
トレーニングし雪上に行くことが楽しい。
その気持ちを大切にしたい。
今までは
『スノーボード生活』
の中に
『人としての生活』
があったけど
今は
『人としての生活』
の中に
『スノーボード生活』
があります。
スイスチームに行った時のように
また、
たくさんのモノを追いかけて
人としての経験を増やして行きたい
その先に
また道が開ける気がします。
まずはアメリカ遠征では
良い滑りをしたい!
彼らとパラレルトレーニングができるので
レース感覚を楽しみ
さらに上手くなれるように
頑張りたい。
それが次の目標です。
ーーーーー
そしてこんな風に
自分の気持ちと向き合い
考える時間があることに
ただただ、感謝です。
平昌を目指している時も
平昌五輪を終えた直後も私の中では
”引退”という選択肢が明確でした。
だけど
五輪を終えて、帰国し
挨拶周りをして行く中で
スポンサー、応援してくださる皆様に
『ゆっくり考えるといい』
『すぐに答えを出さなくても』
『まだ滑る姿を見たい』
『北京に行きたい』
そんな言葉をかけてもらえて
”迷える時間”を頂けたから
今、こうして大好きなことに没頭して
最高な人生を歩むことができています。
本当に出会う皆様に恵まれている人生です。
ーーーーー
智香
あっという間に10月も終わりますね
月日の流れが
とっても早く感じるのは
毎日が充実しているからでしょうか
先日までヨーロッパに行っていました
ヨーロッパでは
とにかく走る走る
継続的にトレーニングをしているものの
有酸素、インターバルトレーニング、
割合は減っているので
やっぱり心肺機能が弱くなったなと
自然の力をかりて
アップダウンのあるところを走るだけで
回復した気がします
そして2週間、ほとんど
パソコンを開くことがなく
時間があればカフェや劇場へ
なぜだろう。
ヨーロッパにいると
自然とそんな時間が増える
それと同時に
自分と向き合う時間も増える
"進退”
この半年間、
人と会うたびに
必ず聞かれるコトです。
”引退”
とはなんでしょうか。
それについて考えることが多い。
スノーボードがうまくなりたい。
もっと速くなりたい。
もっと速いマテリアルを開発したい。
この気持ちは一生
なくなることがないと思う。
だけど
今までの私に合って
今の私にはないものは
”レースに出たい”
という気持ち。
これが正直な今の思いです。
先日
クラウディアから連絡がきて
『アメリアで一緒にトレーニングしようよ!』
オーストリアーチームのコーチからも
連絡をもらい
『一緒に練習やろう』
その数時間後には
アメリカ行きのチケットを手配していました。
そして
変わることなくある
オーストリアチームと一緒に練習するからには
”絶対に勝ちたい”
という闘争心。
今はアメリカに行くことが
とっても楽しみで
オーストリアチームと一緒に練習できる日を
カウントダウンして数えてる。
初めてスイスチームに行った時のような
ワクワク、ドキドキする気持ち。
これが新鮮です。
今は
すぐに最高の練習環境が整う。
10年前はどんなにお願いしても
スイスやオーストリアの合宿に
一緒にやろうと誘われることなんて
なかったな。
今はそんな環境があるから
滑りたい時に滑り
ゆっくりと今後の自分自身に
向き合うことができているのだと思う。
"レースに出たい”という気持ち。
これはきっと、
ソチの時にもう無くなっていたのかな
と考えるこの頃です。
無くなっていたのに
"五輪で金メダル”という目標のためだけに
競技を続けた結果
ソチから平昌への4年間、
モチベーションの維持に苦しみ
競技を続けたことへの自問自答が
多かったのかな。
いつもチームスタッフに
練習は楽しいのに
レースを昔のようにワクワク楽しめない
と話していました。
そしてその言葉、今は
自分自身の状況、気持ちをよく理解できます。
うまく伝えることができないけど
私は
アルペンスノーボードが大好きで
ゲートトレーニングが何よりも楽しい。
0.01秒詰めて行く感覚は
最高です。
五輪には一生出ていたいと思う。
ソチから平昌への4年は苦しんだものの
平昌五輪の舞台によって
4年間の苦しさを
一瞬にして
全てを楽しさに変えてくれる。
レースに出たいという気持ちは
今の私にはないけれども
スノーボードが
上手くなりたい、速くなりたい、
という気持ちがある限り
"引退”という言葉を使うことは
必要ないのでは?
と思うこの頃です。
なぜなら
ナショナルチームにいて
ワールドカップや五輪に出ることだけが
”現役”ではないと考えるからです。
"進退”について
聞かれることが多いから
その言葉と向き合い、
急いで『進』『退』の
白黒をつけようとしてしまう。
今は普及活動、地域貢献活動など
今までできなかった企画に没頭し
その合間にスノーボードのことを考え
トレーニングし雪上に行くことが楽しい。
その気持ちを大切にしたい。
今までは
『スノーボード生活』
の中に
『人としての生活』
があったけど
今は
『人としての生活』
の中に
『スノーボード生活』
があります。
スイスチームに行った時のように
また、
たくさんのモノを追いかけて
人としての経験を増やして行きたい
その先に
また道が開ける気がします。
まずはアメリカ遠征では
良い滑りをしたい!
彼らとパラレルトレーニングができるので
レース感覚を楽しみ
さらに上手くなれるように
頑張りたい。
それが次の目標です。
ーーーーー
そしてこんな風に
自分の気持ちと向き合い
考える時間があることに
ただただ、感謝です。
平昌を目指している時も
平昌五輪を終えた直後も私の中では
”引退”という選択肢が明確でした。
だけど
五輪を終えて、帰国し
挨拶周りをして行く中で
スポンサー、応援してくださる皆様に
『ゆっくり考えるといい』
『すぐに答えを出さなくても』
『まだ滑る姿を見たい』
『北京に行きたい』
そんな言葉をかけてもらえて
”迷える時間”を頂けたから
今、こうして大好きなことに没頭して
最高な人生を歩むことができています。
本当に出会う皆様に恵まれている人生です。
ーーーーー
智香